室蘭工業大学は2024年11月18日、同大学の研究室サーバが不正アクセスを受け、個人情報が流出した可能性があることを発表した。流出の可能性があるのは、在学生および卒業生159名分の個人情報。同大学は、今回の事態を重く受け止め、情報セキュリティ対策の強化を図るとともに、関係者に謝罪した。
この事案は、2024年10月27日に発覚した。研究室教員のアカウントが乗っ取られ、不正なログインが行われたことが確認された。流出の可能性がある個人情報には、氏名、住所、電話番号などが含まれている。
室蘭工業大学は、該当サーバを含む研究室のネットワークを停止し、内部調査を実施した。また、研究室関係者のアカウントのパスワード変更や、すべてのサーバおよびパソコンのウイルス検査を行った。現在、個人情報が漏洩した可能性がある人々に対して、順次報告と謝罪の連絡を進めている。
これまでのところ、外部に個人情報が流出したという情報や、第三者による不正使用の事実は確認されていない。しかし、万が一被害と思われる事案が発生した場合には、室蘭工業大学の総務広報部まで連絡を求めている。
今回の事案を受け、室蘭工業大学は個人情報の保護と情報セキュリティ対策の適切な管理に努めるとしている。
室蘭工業大、不正アクセスで159人分の個人情報流出か
公開日時:2024-11-19 14:15:04
カテゴリ:事例/その他