長野県の教採試験、一般教養や集団面接を廃止…1次6/28-29

公開日時:2024-11-19 12:15:03  
カテゴリ:教育行政/教育委員会

長野県教育委員会
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第1122回長野県教育委員会定例会資料「令和8年度教員採用選考における変更点等について」
第1122回長野県教育委員会定例会資料「令和8年度教員採用選考における変更点等について」
画像出典:長野県教育委員会
第1122回長野県教育委員会定例会資料「令和8年度教員採用選考における変更点等について」
第1122回長野県教育委員会定例会資料「令和8年度教員採用選考における変更点等について」
画像出典:長野県教育委員会
 長野県教育委員会定例会が2024年11月15日に開かれ、2026年度(令和8年度)の教員採用選考における変更点が議題に取り上げられた。一般教養や集団面接の廃止、長野県内講師経験者を対象とした特別選考枠の設置などを盛り込んでいる。一次選考日は2025年6月28日・29日予定。

 第1122回長野県教育委員会定例会の資料「令和8年度教員採用選考における変更点等について」によると、2026年度の長野県教員採用選考は小学校・中学校、特別支援学校・高等学校共通で実施。一次選考は2025年度採用選考実施日と同時期の2025年6月28日・29日、二次選考は7月下旬から8月上旬、採用予定者は8月末の発表予定としている。

 小学校・中学校・特別支援学校では一次選考試験の一般教養、小論文、集団面接を廃止。その代わりに、専門教科で教職教養を含む内容へと変更するほか、電子申請出願時に200字程度の課題作文の入力、個人面接を実施する予定。また、「信州UIJターン秋選考」対象者の拡大と選考枠の追加、特定免許取得予定講師の優先的採用を行う。長野県内講師経験者を対象とした特別選考枠も設置予定。

 高等学校は、一次選考試験において一般教養を廃止し、教職教養を専門教科とあわせて実施。社会人を対象とした選考は、小論文を免除とする。二次選考試験では集団面接を廃止し、個人面接の延長で集団面接時の評価項目を確認する。また、「信州UIJターン秋選考」は受験者の条件を緩和し、対象者を拡大予定。

 このほか、小学校・中学校では、免許状を所有しない社会人受験者を対象とした免許取得期間の猶予を設けるとしている。資料「令和8年度教員採用選考における変更点等について」は、長野県教育委員会のWebサイトで公開している。
<川端珠紀>