2024年11月、東京大学と北海道大学は、森林などの自然資本を中心としたグリーントランスフォーメーション(GX)の推進に向けた連携協定を締結した。両大学は、日本最大規模の森林を保有しており、持続可能な社会の実現を目指して、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーの推進を目的としている。
この協定は、東京大学が2021年9月に公表した「UTokyo Compass〜多様性の海へ:対話が創造する未来〜」の基本方針に基づき、2050年度までのカーボンニュートラル達成を目指す取組みの一環である。また、北海道大学は2023年7月に策定した「HU VISION 2030」に基づき、持続可能なWell-being社会の実現を目指している。
協定締結により、両大学は「GX推進に向けた学術研究の推進」「学術研究の成果の社会実装」「GX推進に向けた各種取組」「その他協定の目的を達成するために必要な事項」の4つの取組みを進める。これらを通じて、自然資本の価値化を進め、GX推進を加速させる。
東京大学と北海道大学の協力により、持続可能な社会の実現に向けた具体的な取組みが期待される。両大学の持つ資源と知見を生かし、自然資本を中心としたGXの推進がどのように進展するか注目される。
東大と北大、自然資本を中心とした「GX推進協定」締結
公開日時:2024-11-19 09:25:03
カテゴリ:事例/その他
- 締結式のようす (左)東京大学 大久保 達也総長特別参与 (右)北海道大学 横田 篤理事・副学長
<佐藤愛>
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