アクセンチュアは2024年11月14日、京都大学と包括連携協定を締結したと発表した。両者は同日「アクセンチュア・アドバンスト・AIセンター京都」を開設。京都大学がもつ多岐にわたる分野の深い知見の社会実装を目指す。
アクセンチュアは、世界49か国200都市以上に拠点を構える世界有数のプロフェッショナルサービス企業。ストラテジー & コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、ソングの5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供している。
今回同社は、行動経済学、行動心理学、哲学などの人文・社会科学分野など、卓越した研究実績をもつ京都大学と包括連携協定を締結。協定により京都大学の知見を取り入れ、より人間らしい振る舞いを備えた、国際的に競争力のあるAI(人工知能)の開発を加速させるという。
アクセンチュアと京都大学の共同研究は、「異なるリーダーシップスタイルが人間のパフォーマンスやウェルビーイングに与える影響」「行動経済学に基づく、人間社会におけるあるべきAI活用」「AIの公平性・透明性を担保する『責任あるAI』」「大規模言語モデルのマルチエージェントを活用した研究・開発プロセスの効率化と高度化」「学術とビジネスの両領域における知見をもつAI人材の育成」に関するもの。
研究拠点は「アクセンチュア・アドバンスト・AIセンター京都」や京都大学の物理拠点に加え、共創のためのデジタルサービスを活用し、新たな価値創造に挑戦する。また、社会実装時のデファクトスタンダードとなる規範や基準を策定し、国内外にも広く発信・展開していくとしている。
京大とアクセンチュア協定締結、より人間らしく振舞うAI開発へ
公開日時:2024-11-18 17:15:04
カテゴリ:事例/企業×学校
- アクセンチュアと京都大学、包括連携協定を締結
- 画像出典:アクセンチュア・京都大学
<川端珠紀>
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