教育関係者が今もっとも注目している教育トピックは「非認知能力」であることが、イー・ラーニング研究所が発表した調査結果より明らかになった。教育現場や事業に携わる中での課題として「学力重視の教育になってしまっている現状」があげられた。
教育トレンドに関する調査は、2024年10月2日から4日にかけてインテックス大阪で開催された「第7回EDIX関西」にて、イー・ラーニング研究所のブースに来場した教育関係者221人を対象に実施した。
非認知能力とは、忍耐力や協調性、コミュニケーション能力など、社会で生きていくうえで重要な力を指す。近年、これらの能力が教育現場で重視されるようになり、特に「やり抜く力」として知られるグリット(grit)が注目されている。調査では、79.2%の教育関係者が非認知能力を教育において重要と考えていることが判明した。また、教育分野で注目されているトピックとして「個別最適化学習」もあげられ、非認知能力とともに関心が高まっている。
さらに、教育現場や事業に携わる中での課題として「学力重視の教育になってしまっている現状」があげられた。これに対し、今後学習すべき教育テーマとして「キャリア教育」「金融リテラシー教育」「探究学習」が求められている。これらのテーマは、子供たちが将来必要とする力を身に付けるために重要視されている。
イー・ラーニング研究所は、キャリア教育を学べるボードゲーム教材「子ども未来キャリア」を提供し、子供たちの将来に向けた新しい取組みを支援している。この教材は、子供たちが夢や目標を持ち、グローバル社会で必要な知識と能力を育むためのものである。今後も、子供たちが社会に出ていくために必要な力を身に付けるための学びの機会を提供するという。
教育関係者に聞く、注目トピック1位「非認知能力」
公開日時:2024-11-12 16:45:03
カテゴリ:事例/その他
- 非認知能力の教育における注目度
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- 教育トレンドに関する調査
<佐藤愛>
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