東京都は、中高生が起業家などの先輩社会人との出会いを通じ、挑戦することの楽しさに触れる「アントレプレナーシップ育成プログラム」を始動する。第1弾として2024年10月4日、渋谷区立代々木中学校に13名の社会人の派遣を行う。

　「アントレプレナーシップ育成プログラム」（TIB Students）は、中高生に、第一線で活躍する起業家や経験豊富な経営者など、さまざまなバックボーンをもつ先輩社会人たちと触れあう場を提供し、知見・経験などを伝えることで、挑戦する若者たちをサポートしていくプログラム。今回、事業に基づく取組みの1つとして、学校への起業家など派遣の当面の実施予定を公表した。

　第1回は、10月4日に渋谷区立代々木中学校へ講師の派遣を実施。全校生徒（約380名）を対象とした探求の授業で、スポーツ、語学・心理学・保育・医療等、国際、アニメ・映像等、ファッション、美術・デザインなど、多様なジャンルから13名の講師派遣を予定している。生徒各自の関心内容に基づき、各テーマに沿った第一人者と触れあうことで、社会とつながるきっかけを提供し、新たな気付きを与えることを目的としているという。

　

　続く第2回は11月26日に自由ヶ丘学園高等学校、第3回は12月18日に早稲田大学系属早稲田実業学校中等部・高等部。そのほか、都立晴海総合高等学校、東京電機大学中学校・高等学校などへの派遣も予定している。

　サポーター派遣は、Webサイト「アントレプレナーシップ育成プログラム」の依頼フォームから申し込む。Webサイトでは、派遣可能なサポーターなども検索できるので、ぜひ確認してみてほしい。

＜木村 薫＞

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