芝浦工大、学生の質問・相談AI「知財バディ」開発

公開日時:2024-09-30 16:45:03  
カテゴリ:教材・サービス/授業

「知財バディ」TOP画面
「知財バディ」TOP画面
画像出典:芝浦工業大学
「知財バディ」利用イメージ
「知財バディ」利用イメージ
画像出典:芝浦工業大学
 芝浦工業大学は2024年9月30日、生成AIを用いたTA(ティーチング・アシスタント)、AI TA「知財バディ」を作成し、2024年度後期の講義科目にて受講学生の授業支援を実装すると発表した。理工学部の「知的財産入門」の講義で使用されるという。

 芝浦工業大学教育イノベーション推進センターの田中秀穂特任教授らは、生成AIを用いたTA(ティーチング・アシスタント)、AI TA「知財バディ」を作成した。2024年度後期の講義科目にて、受講学生の授業支援を実装するという。

 「知財バディ」には、ChatGPT 4o、My GPT(RAG機能使用)を使用。理工学部の「知的財産入門」の講義で使用され、履修学生が自由にアクセスして講義について質問、相談ができる。なお、AIのリンクは履修者にのみ公開し、閲覧者を限定するとしている。

 これまで生成AIによる授業支援は、2016年に発表されたジョージア工科大学(USA)を皮切りに研究が進められてきたが、AI開発にかかる時間的・費用的コストが課題となっていた。今回、生成AI普及の機会をとらえてTAとしての実装を始める。

 教員自身が担当講義の専門的内容に関する資料を「知識」として生成AIにインプットし、それらを参照して回答をアウトプットさせることで、各授業科目に特化した生成AIによるTAを作成し、実際に学生への随時、即時、回数制限のない授業支援を実現するとしている。
<いろは>