北海道教育委員会と札幌市教育委員会は2024年9月27日、2025年度(令和7年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の第2次検査合格者を発表した。登録者(合格者)数は、北海道採用希望が前年度比3人減の1,179人、札幌市採用希望が前年度比14人減の370人。最終倍率は、北海道2.0倍、札幌市3.3倍となった。
2025年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査は、6月16日に第1次検査の教養検査や専門検査など、8月2日から4日に第2次検査の面接検査、実技検査、適性検査などを実施。9月27日に最終合格者となる第2次検査合格者を発表した。
北海道採用希望の受検区分別の登録者数と受検倍率は、小学校が356人で1.3倍、中学校326人で2.3倍、高等学校が251人で2.1倍、特別支援学校が97人で1.8倍、養護教諭が132人で2.7倍、栄養教諭が17人で4.1倍。全体では、登録者数が前年度比3人減の1,179人、受検倍率は前年度比0.4ポイント減の2.0倍。
一方、札幌採用希望の受検区分別の登録者数と受検倍率は、小学校・幼稚園が190人で2.4倍、中学校・高等学校が121人で4.7倍、特別支援学校が47人で2.0倍、養護教諭が9人で8.4倍、栄養教諭が3人で9.7倍。全体では、登録者数が前年度比14人減の370人、受検倍率は前年度比0.1ポイント増の3.3倍であった。
登録者のうち、北海道分の特別選考による者は、期限付教員135人、セカンドキャリア(教員免許状取得者)34人、現職教員23人、教職大学院修了者17人、セカンドキャリア(教員免許状非取得者)11人、社会人(教員免許状非取得者)5人、退職教員4人、社会人(教員免許状取得者)2人、登録辞退者1人。
このほか、大学3年生等を対象とした2026年度(令和8年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査について9月27日、北海道教育委員会は概要、札幌市教育委員会は実施要領を発表した。教養検査は、2024年12月15日に札幌市内(近郊)で行われる。
受験資格は、1966年4月2日以降に生まれ、2026年4月1日時点で受検区分に応じた指定の教育職員免許状を有する者または2026年3月31日までに取得見込みの者で、2025年度北海道・札幌市公立学校教員候補者選考検査を未受検の者。札幌市採用希望の出願受付期間は、11月5日から22日。札幌市教育委員会のWebエントリーサイトは11月5日に公開予定。北海道採用希望者用の実施要項は、後日公表予定。
北海道の教員採用、最終倍率2.0倍…札幌市3.3倍
公開日時:2024-09-30 13:15:03
カテゴリ:教育行政/教育委員会
- 2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考特別検査(教養検査)概要
- 画像出典:北海道教育委員会
- 2025年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者登録状況
- 画像出典:北海道教育委員会
- 登録者のうち、特別選考による者(北海道分)
- 画像出典:北海道教育委員会
- 過去3年間の登録状況
- 画像出典:北海道教育委員会
- 2026年度札幌市公立学校教員採用候補者前倒し選考検査実施要領
- 画像出典:札幌市教育委員会
<奥山直美>
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