神戸市教育委員会は2024年9月19日、2025年度神戸市立学校園教員採用選考試験の結果を発表した。合格者は前年度比24人増の487人。全校種の実質倍率は、前年度比0.2ポイント減の3.3倍となった。

　2025年度神戸市立学校園教員採用選考試験は、適性検査を6月7日〜14日の期間（Web受検）、第1次選考の筆記試験を6月15日、面接（集団）試験を6月28日・29日の指定する1日に実施。第2次選考の実技試験を7月20日〜8月17日、個人面接試験を7月29日〜8月10日の指定する1日に行った。

　今回、最終結果を発表。正規合格者は、前年度比24人増の487人。全校種の実質倍率は、前年度比0.2ポイント減の3.3倍となった。合格者の詳細をみると、幼稚園は6人（前年度比3人減）、小学校は241人（前年度比27人増）、中学・高等学校は159人（同4人減）、特別支援学校は64人（同15人増）、養護教諭は15人（同6人減）、栄養教諭は2人（同5人減）だった。

　また、産前産後休暇・育児休業代替任期付教員として任期付合格者に206人（前年度比21人増）。補欠合格者が43人となった。

　今回の試験より、出願要件が緩和。過去3年の教員採用選考において、大学などの推薦を受けた者の合格実績のある大学等については、推薦人数の人数上限が撤廃された。その影響か、「大学等推薦」区分の受験者は192人（前年度66人増）となり、合格者は127人（前年度比48人増）と、前年度より顕著な増加がみられた。

　なお、合格者の平均年齢は26.5歳（前年度27.2歳）。40歳代の合格者数は20人（前年度比2人減）で、50歳代の合格者は4人（前年度比6人減）だった。

＜木村 薫＞

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