跡見学園中学校高等学校は2024年9月12日、東京農業大学と高大連携協定を締結したと発表した。跡見学園が高大連携を結ぶのは今回が初めて。今後、東京都世田谷区にキャンパスのある「生命科学部」と「応用生物科学部」との間で2027年までの3年間、教育活動で連携を図る。
跡見学園中学校高等学校は、1875年(明治8年)に跡見花蹊が創設した「跡見学校」を起源とする私立中高一貫の女子校。生徒数は約1,400名。2025年に創立150周年を迎える歴史ある伝統校で、「凛としてしなやかに」生きる女性の育成を目指し、「『本物』に触れ、豊かな心を育てる」ことを教育方針に掲げる。
東京農業大学とは2022年から交流が始まり、中高生のみを対象とした大学キャンパス説明会の開催や、生命科学部の教授陣を招いて実施する生物や化学の実験教室など教育面で連携。今回、こうした教育面での連携をさらに深め、バイオサイエンス分野に進む生徒の育成を目的として、同校初となる高大連携協定を締結。東京農業大学の「生命科学部」と「応用生物科学部」との間で2027年までの3年間、教育活動で連携を図る。
今後、協定に基づき、生徒や保護者を対象とした東京農業大学の教員による「出張生命農学セミナー」や「出張実験講座」の実施、科学部の研究内容に関する助言指導のほか、同校の高校生たちが、東京農業大学の生命科学部と応用生物科学部の研究室に入り、大学生と共に数日間の研究体験をする「ラボラトリーインターンシップ」にも取り組む予定だという。
8月29日に行われた連携協定締結式には、東京農業大学の坂田洋一 生命科学部長、山本祐司 応用生物科学部長、跡見学園中学校高等学校の松井真佐美学校長らが出席。締結を受けて松井学校長からは「今回の高大連携により、さらに生命現象や環境問題、生物の仕組みなどに関心を持ち、視野を広げてもらいたいと思います」と期待が述べられた。
跡見学園中高、東京農大と初の高大連携協定を締結
公開日時:2024-09-12 15:15:03
カテゴリ:事例/その他
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<川端珠紀>
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