名古屋商科大、長野県商業教育研究会と高大連携協定

公開日時:2024-08-28 16:45:03  
カテゴリ:教育行政/その他

長野県商業教育研究会と名古屋商科大学、高大連携協定を締結
長野県商業教育研究会と名古屋商科大学、高大連携協定を締結
調印式のようす
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 名古屋商科大学は2024年8月27日、長野県内の商業高校などが加盟する長野県商業教育研究会と高大連携に関する協定を締結した。高校の商業科目におけるケースメソッド教材の開発や、教育実習候補生の高校へのインターン受け入れなど相互に連携し、地域社会の発展と人材育成に貢献するとしている。

 名古屋商科大学は1953年の開学以来、世界標準の経営教育を追求。国内初となる3つの国際認証(トリプルクラウン)を取得。現在は5学部10学科2研究科を設置し、世界63か国187校の提携校とともに交換留学や国際ボランティアなどを積極的に実施。ビジネススクール(経営大学院)は、世界QSランキングにおいて6年連続で国内1位(2023年)、THE(Times Higher Education ranking)の2023年度日本版において、国際性の分野で東海北陸地区1位、国内では15位にランクインしている。

 今回の長野県商業教育研究会との協定では、双方が有する教育資源等を相互に活用し、地域社会の発展と人材の育成に貢献していく予定としている。具体的には、高校の商業科目におけるケースメソッド教材開発・実践、大学授業への特別聴講、高校への出張講義やWeb配信講義、ワークショップ開催、大学で活用している教材等の提供、教育実習候補生の高校でのインターン受け入れ、商業教育における教育研究活動の情報交換などで連携する。

 当面は、ケースメソッド教育に関する高校教員向け研修会「CASE TEACHING WORKSHOP」の開催や、高校生向けの出張講義など、名古屋商科大学の教員が専門的な立場から指導や助言を行うことを計画しているという。

 長野県商業教育研究会の事務局は長野商業高等学校内に設置。商業教育の振興・発展を図ることを目的として、商業教育に関する調査・研究および研究成果の刊行、商業教育に関する研究会・講習会などを開催している。
<川端珠紀>