文部科学省は2024年9月17日まで、日本の成長に繋がる優秀な外国人留学生の受入れを増やす目的で、重点地域のうちアフリカ・サブサハラ地域に海外拠点を設け、学生の早期からのリクルートや帰国後のフォローアップまでサポートする体制を構築するための実施計画を募集する。
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、世界各国が留学生の獲得にしのぎを削る中、日本においても留学生の受入れ数の改善が喫緊の課題となっている。
日本は2024年度から新たに「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」を開始。学生の早期からのリクルートや帰国後のフォローアップまでを一体的に促進する日本留学サポート体制の強化を図り、現地の実情にあわせた効果的なリクルーティング活動を展開。近年の国際情勢を踏まえ、留学生の受入れを推進すべき重点国・地域を再検討のうえ、日本留学の魅力を発信する日本留学海外拠点の設置国を定めている。
今回の公募では、重点国のうちアフリカ・サブサハラ地域を拠点とする日本留学サポート体制を構築するための実施計画を募集する。対象は、外国人留学生の受入れ業務を行う法人格を有する団体。過去に日本留学海外拠点連携推進事業を受託した実績のある法人についても申請は可とする。
選定予定件数は1件。1件あたり年間5,811万1,000円の予算額を条件として計画書を提出する。経費は人件費、賃借料、現地交通費、イベント実施・参加経費、関係機関との連携経費などを想定している。過度な設備備品の購入・設置、施設の建設・改修・不動産取得に関する経費には使用できない。ただし、予算状況などにより各年度の計画額の上限に変動が生じる可能性あり。
事業の実施期間は2024年度〜2028年度の5か年を予定。進捗状況は、毎年、文部科学省が確認する。特に実施期間の3年目に成果を検証する中間調査の実施を予定しており、調査の結果により委託費の配分や実施期間を見直す場合がある。事業開始日は2024年10月中の予定
申請手続きには、実施計画書、誓約書のほか、認定等を受けている場合は、審査基準にある「ワーク・ライフ・バランス等の推進に関する評価」に関する通知等の写しの提出が必要。提出期限は9月17日午後5時必着。期限内にメールに添付し提出する。紙媒体での提出を希望する場合は、公募要領に記載の問合せ先へ提出期限までに連絡する。
◆令和6年度「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」
海外拠点設置:アフリカ(サブサハラ)地域
事業期間:2024年度〜2028年度の5か年
予算額:1件あたり年間5,811万1,000円
選定件数:1件(予定)
公募対象:外国人留学生の受入れ業務を行う法人格を有する団体
※過去に日本留学海外拠点連携推進事業を受託した実績のある法人の申請可
提出期限:2024年9月17日(火)17:00必着
申請方法:必要書類をメール添付
※紙媒体の提出は問合わせが必要
審査:2024年9月下旬ごろ
採択決定:2024年9月下旬ごろ
契約締結:2024年10月中旬ごろ
日本留学促進「海外ネットワーク機能強化事業」実施計画募集
公開日時:2024-08-28 15:45:17
カテゴリ:教育行政/文部科学省
- 日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業
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- 文部科学省
<川端珠紀>
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