福岡市教育委員会は2024年5月28日、2025年度(令和7年度)福岡市立学校教員採用候補者選考試験(一般選考試験)の志願状況を公表した。志願者数は、すべての採用区分で増え、全体では前年度比94人増の1,466人。志願倍率は2.8倍となった。
一般選考試験とは、例年6〜8月に実施している従来型の採用試験のこと。2025年度福岡市立学校教員採用候補者選考試験では、4月1日から17日(郵送は19日まで消印有効)まで出願を受け付けた。
志願者数(大学連携特別選考との併願者を除く)は、小・中・特別支援学校教諭、養護教諭、栄養教諭の合計が、前年度比82人増の1,402人。採用予定者数513人に対する志願倍率は2.7倍。前年度より採用予定者数が69人増えた影響で、志願倍率は0.3ポイント下降した。
高等学校教諭の合計は、前年度比12人増の64人。採用予定者数8人に対する志願倍率は8.0倍。一般選抜全体では、採用予定者数521人に対して、1,466人が志願し、倍率は2.8倍となった。
採用区分別の志願者数は、小学校教諭が前年度比19人増の584人、中学校教諭が前年度比7人増の504人、特別支援学校教諭(小学部)が前年度比24人増の80人、特別支援学校教諭(中学部)が前年度比10人増の54人、養護教諭が前年度比12人増の129人、栄養教諭が前年度比10人増の51人。全区分で志願者が増加した。
採用区分別の志願倍率は、小学校教諭2.4倍、中学校教諭2.8倍、特別支援学校教諭(小学部)2.0倍、特別支援学校教諭(中学部)1.4倍、養護教諭16.1倍、栄養教諭17.0倍。教科別では、高等学校の保体16.0倍がもっとも高く、高等学校の理科(化学)12.0倍、中学校の保体10.6倍と続いている。
今後は、6月16日に第1次試験として筆記試験を実施し、7月上旬に合格者を発表予定。第2次試験は、7月22日から8月27日の間の1日または2日間で模擬授業、面接試験、実技試験(高等学校教諭のみ)を行う。合格発表は9月中旬予定。
福岡市、教員採用の倍率2.8倍…志願者94人増
公開日時:2024-05-30 16:15:03
カテゴリ:教育行政/教育委員会
- 小・中・特別支援学校教諭、養護教諭、栄養教諭
- 画像出典:福岡市教育委員会「令和7年度福岡市立学校教員採用候補者選考試験(一般選考試験)の志願状況について」
- 高等学校教諭
- 画像出典:福岡市教育委員会「令和7年度福岡市立学校教員採用候補者選考試験(一般選考試験)の志願状況について」
<奥山直美>
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