さいたま市教育委員会は2024年5月28日、2025年度採用（2024年度実施）さいたま市立学校教員採用選考試験の志願状況を公表した。志願者数は、前年度より235人少ない1,073人。採用見込数が半減した影響から、志願倍率は1.6ポイント増の4.9倍となった。新設の「大学3年生Step Up選考」には231人が出願した。

　2025年度さいたま市立学校教員採用選考試験は、5月7日まで出願を受け付けた。志願者数は、前年度比235人減の1,073人。2025年度の採用見込数220人に対する志願倍率は4.9倍。採用見込数が、前年度の400人から半減した影響で、倍率は1.6ポイント上昇した。

　区分別の申込状況をみると、小学校教員は採用見込数100人に対して志願者数384人、倍率3.8倍。中学校・高等学校・中等教育学校教員は採用見込数60人に対して志願者数463人、倍率7.7倍。特別支援教育担当教員（小学校）は採用見込数40人に対して志願者数40人、倍率1.0倍。特別支援教育担当教員（中学校）は採用見込数5人に対して志願者数29人、倍率5.8倍。養護教員は採用見込数5人に対して志願者数58人、倍率11.6倍。栄養教員は採用見込数10人に対して志願者数99人、倍率9.9倍。

　大学3年生等が第1次試験の筆答試験を先行して受験できる新設の「大学3年生Step Up選考」には、計231人が出願した。区分ごとの志願者数は、小学校教員100人、中学校・高等学校・中等教育学校教員96人、特別支援教育担当教員（小学校）5人、特別支援教育担当教員（中学校）1人、養護教員14人、栄養教員15人。

　今後は、第1次試験を7月7日に実施し、7月26日に第1次試験の合格者を発表。第2次試験は7月20日と21日のいずれか1日でプレゼンテーション試験（現職高校特別、プレゼン特別、パイオニア特別のみ）、8月3日に適性検査・論文試験・面接試験、8月4日に実技試験（対象者のみ）、8月17日と18日のいずれか1日に面接試験を行う。合格発表は9月13日（現職高校特別のみ7月26日）。

＜奥山直美＞

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